1週間で予備校に行かなくなり、代わりにパチンコ屋へ毎日出勤するようになった光速ビタ押しマシン。今までのパチスロで勝てない日々とは違い、日当60000円という美味しい状況を1人で荒らし続ける日々が続く。「人生チョロすぎwww」とクズ一直線の楽しい人生を過ごす。
しかし、そんな美味しい状況を1人で占拠しつづけることは出来なかった…
常連、ライバルが出現!パチスロで勝てない理由は自分にあった!
毎日パチスロのドンちゃん2で1日60000円を稼ぎだす光速ビタ押しマシン。「人生なんて楽勝だぜ!!」と勘違い発言を連発していた。もうパチスロで勝てない日はほぼ無くなったのだ。
当時のお金の使い道は特に無かったが、昔から金銭感覚は少しズレている私。母親が作ってくれた弁当はマズイから要らないと告げ、3食外食。服も好きな服を買い、少し気に入ったからといって1着20000円くらいのシャツを買ってみるなどパチスロで買ったお金を使いたい放題だった。すぐにこのシャツは着なくなるのだが…
一番酷かったのは当時流行っていたメル友募集の携帯Webサイトだった。メル友募集の女の子が私にメールを送ってと、メールアドレスを掲示板に掲載しているのだがこのサイトに月50000円は使っていた。やはり馬鹿にお金を持たせてはいけないのである。親にこの料金は何?と聞かれたときに何て答えれば良いか非常に困った思い出がある。あの頃は若かったなぁw
…とパチスロから大分話がズレたので話を戻そう。
今までのパチスロで勝てない日々とは違い、こんなアホみたいなお金の使い方が出来る状況にも段々と変化が訪れる。そうパチスロで喰っていると必ず現れるライバルの出現である。
1人目のライバル出現!!目つき悪男
当時毎日連勝の光速ビタ押しマシン。しかしある日私は気づくのである。「あれ?いつも同じパチスロのシマに同じ人がいるなー」と。その名は目つき悪男。勿論こんな変な名前をつけるのは私しかいない。
この男、あだ名の通り非常に目つきが悪い。そしてその立ち回りは、私と同じ立ち回りで前日のBIG回数ワースト3位かつ設定5で無かった台を狙ってくる。つまり私と同じ台を狙ってくるのである。ふと気づいた、この男このD店の常連で毎日適当なパチスロ台に座り勝てないでいた男だ。
「やられた…」と思った。私はドンちゃん2のシマでやりすぎたのだ。つまり毎日3箱近くのドル箱を積んでいた私は目立ちすぎたのだ。最近現れた新参者が毎日ドル箱を積んだら目立つ、しかも立ち回りは単純ときたらそりゃあ真似されるのは当然だった。
この男は露骨だった。朝から設定5を掴み、夜までぶん回す。技術力は無いが、期待値に基づいた立ち回りを実施する正統派だ。しかし朝の並びは横入りをする上、ドンちゃん2が喰えるとわかった途端彼女連れで台を占拠するようになった。ただでさえ少ない高設定台を掴みづらくなり段々と勝てない日が増えることが想定出来た。
それでもパチスロドンちゃん2が朝一で確定している設定5は3台まである。その3台を光速ビタ押しマシン、目つき悪男、悪男の彼女の3人で占拠し続けることとなる。
2人目のライバル出現!!ハイビスカス兄ちゃん
ある日D店に入店すると、パチスロのシマにある男がいた。その名もハイビスカス兄ちゃん!勿論命名は私光速ビタ押しマシン!!この兄ちゃんはいつもハイビスカスのシャツを来ていたのでこんなあだ名になった。この男、立ち回りはそこそこで毎回設定5を掴めるわけでは無いが技術力はかなりのものだった。そのためパチスロで勝てない訳ではなく、そこそこ勝つような奴だ。技術力は私が隣で打って見ている限り14枚役奪取をミスしたところを見たことが無かった。
この男はそこまで勝ちにこだわるわけでもなく、パチスロを打つことを楽しんでいた男だ。ただ、パチスロは勝てないよりも勝てる方が嬉しいので設定5を狙いにきていた。
この兄ちゃんもそこそこの確率で設定5を奪取していたため、遂には4人でドンちゃん2の朝一確定している3台の設定5を取り合う形となった。
後悔する光速ビタ押しマシン
常連などのライバルが増えた結果、私はパチスロで勝てない日も多くなってきた。元々朝一で確定している設定5は3台、争うのは4人。設定5は計6台あるが、朝一で確定している3台以外の残りの3台はサイコロを振っているかのようなランダムな設定を投入の仕方をしていたため狙えなかった。
この後もこの4人がやりすぎたので段々とライバルが増え、どんどん収支は悪くなっていった。並びも早くなり当時は9:30に並べば間違い無く1番だったのが段々と早くなり終いには8:00頃に並ばないと先頭にはなれなかった。
必然的に私も朝一でパチスロの設定5が取れることも少なくなり、勝てない日も続き、収支は減っていった。日当60000円から50000円、40000円となった。それでも19歳の私が得られるパチスロの日当とすれば十分すぎたもので、私は特に問題だとは思っていなかった。まあ設定5が取れなかったら漫画喫茶で寝てれば良いやと思っていたが、やはりパチスロで勝てないと悔しいものがそこにはあった。
後から考えると、今回のような状況を引き起こしたのは私である。理由とするとただ単に目立ちすぎたのだ。誰でも分かるような設定の入れ方にいち早く気づき、それを狙い打ちした。その結果、常連に気づかれ話題となり様々な人が参戦してきて、パチスロで勝てない日も出てきて稼ぎも減った。
このことは私のパチスロ人生に深く刻まれた出来事となった。今後パチスロで勝ち続けるためにはどうすれば良いかを考えさせられる良い勉強となった。
しかしD店の状況は刻一刻と変化していき、遂にまた私は路頭に彷徨うのである…
次回、D店のドンちゃん2が終わる!!喰える機種が無くなった時の光速ビタ押しマシンはどう立ち回ったのか!?