パチスロの種銭が残り10万円になったとき、ついつい打ちたくなった獣王。スロット好きならわかるであろう、「あと1回、○○を引けたらやめよう!」という意識。私がその時感じたものだ。
光速ビタ押しマシン「あと1回だけサバンナチャンスを引けたら」
このことが私に後悔をさせるのであった…
だってさ私もスロットで勝つことにこだわる以前に、パチスロが大好きなのだ。
誰もがするパチスロの後悔!あの時獣王のサバンナチャンスにこだわらなければ…
当時久々にパチスロを打つ光速ビタ押しマシン。思い出深い獣王を見つけてどうしてもサバンナチャンスを引きたくなってしまった。
このD店を調べたところ毎日リセットしている、しかも全台設定2以上に。これは行けると私は思った。何故ならば獣王は設定2以上に設定変更をすれば朝一全台サバンナチャンスが高確率になるのだ。
高確率がどうか調べる方法は朝一のランプを見ることだ。朝一リールの裏のランプが「SUMMY」と光るのだが、最初の「S」の光が走るときに「S」のランプが2回点滅するのだ。
光速ビタ押しマシン「せめて死ぬ前にサバンナチャンスをあと1回だけ…」
このこだわりのために私は、朝一全台獣王の高確率を判別するのだった。設置してある獣王は12台、朝一全台高確率を判別する。
1日目…12台回すがハズレを引くことも無く終了。-8000円
2日目…12台回すがハズレを引いてもサバンナチャンスを引けずに終了。-22000円
3日目…12台回すがハズレを引いてもサバンナチャンスを引けずに終了。-21000円
流石に種銭も5万を切ってきた。かなり苦しい状況である。もうサバンナチャンスにこだわらずに他の台を打つという選択肢もあった。しかし生来パチスロ好きの光速ビタ押しマシンはあと1回だけサバンナチャンスを味わいたいという気持ちの中、まだ打ち続けた。
4日目…12台回すがハズレを引くことも無く終了。-11000円
5日目…12台回すがハズレを引くことも無く終了。-19000円
流石にここまで負けると悲しいものがある。
そして迎えた6日目、今日サバンナチャンスを引けなかったら諦めよう。そう思っていたところ、ついに来た動物大集合からハズレ目!
そこから獣王ルーレットで象さん!
そして遂に来たサバンナチャンス!!この時の感動は今でも忘れない。私をスロプロ引退直前まで追い込んだ獣王。その後攻略法で稼がせてくれた獣王。まあ攻略法で稼いだ金はモーニング娘。のグッズに消えたことは忘れて欲しい。
そんな獣王の半年ぶりのサバンナチャンスである。このサバンナチャンスのランプの綺麗なこと。今でも忘れない。
このサバンナチャンスはAT30まで行って大満足。
そして運命の2連チャン目を待つこと10ゲーム。ダチョウさんが全く出ないので焦る。そして30ゲームほど経過し私は絶望に襲われた。計80000円を使ってついに引いた獣王が単発だったのだ…
獣王を打ったことがある人は分かっているだろうが、これが獣王を打つ際には日常茶飯事だった。
それでも、それでもだよ。
80000円くらい使ったらサバンナチャンスが3連チャンくらいしても良いだろう。しかしこれが現実なのだ。「運」という言葉は嫌いだが、このときばかりは私の「運」を呪った。
私はサバンナチャンスで得た出玉を換金して帰った。残った250枚程を換金して4000円くらいだった。その日の帰路は道が涙で滲んでよく見えなかった。サバンナチャンスにこだわらなければこの6日間で消えた80000円は手元にあったのだ。
たった1回のサバンナチャンスを味わいたいために、私の種銭は30000円ちょいしか無くなった。
光速ビタ押しマシン「これからどうやって生きよう…」
そんなことを思って、私はよく見えなくなった道を辿るのだった。ちなみにこの日引いたサバンナチャンスが私の生涯で最後のサバンナチャンスだった。
今となればこの時サバンナチャンスを引くことにこだわって良かったのかもしれなかった。
次回予告!ストック機リノが登場!始まるストック機時代で起死回生を狙う!