キングパルサーの解析が攻略誌に掲載され、朝一キンパル狙いが全国的に増殖した。光速ビタ押しマシンのホームグランドD店の例に漏れずライバルが出現した。その名もマッパチ、ガル憎とアニかつだった。
キンパルを朝一3人で狙う中、解析をよく理解した私がマッパチを出し抜いて彼らよりも多くの収支を叩き出した術とは一体なんだったのだろうか?
今回はライバルを出し抜いた立ち回りとその考え方を紹介する。
解析はこう理解しろ!攻略誌のゾーン狙いを鵜呑みにしないでキングパルサーで時給7000円を稼ぐ!
光速ビタ押しマシン、ガル憎、アニかつの3人は朝一からキングパルサーでリセット狙いを争っていた。それぞれの3人の収支はこんな感じだった。
①光速ビタ押しマシン
時給7000円程度。キンパルの朝一を喰い尽くしたら帰る。日当は15000円程度。
②ガル憎
時給は不明。朝一キンパルを喰い尽くしたら設定狙いを実施。大体閉店まで打っているがあの調子からでは結果として勝っていないはず。キンパルの朝一の収支とすると時給は2000円程度となる。
③アニかつ
時給は不明。朝一キンパルを喰い尽くしたら他の機種を打っている。ガル憎と同じで閉店まで打っているが彼も結果として買っていないはず。キンパルの朝一の収支とすると時給は2000円程度となる。
と朝一のキングパルサーを打っている限り、私とマッパチの差が非常に大きいのに気づくだろう。それは何故だろうか?
答えはキングパルサーの解析の見方が私と彼らでは違ったのである。
下の表を見て欲しい。
表1.キングパルサーのゾーン振り分け
ゲーム数 | 設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | 設定5 | 設定6 |
---|---|---|---|---|---|---|
1~8G | 4.30% | 4.30% | 7.00% | 6.30% | 6.30% | 9.40% |
9~16G | 15.20% | 15.20% | 18.00% | 14.50% | 19.90% | 25.40% |
17~24G | 28.50% | 28.50% | 29.70% | 27.00% | 33.20% | 43.80% |
25~32G | 40.20% | 40.20% | 40.60% | 44.50% | 48.40% | 59.40% |
33~40G | 46.50% | 46.50% | 46.90% | 51.60% | 54.70% | 68.80% |
41~48G | 51.20% | 51.20% | 51.60% | 56.30% | 59.40% | 73.40% |
49~64G | 59.00% | 59.00% | 58.60% | 61.70% | 67.20% | 78.90% |
65~80G | 64.10% | 64.10% | 64.10% | 65.60% | 72.30% | 82.40% |
81~96G | 67.20% | 67.20% | 67.20% | 68.80% | 75.40% | 85.20% |
97~128G | 72.30% | 72.30% | 72.70% | 72.30% | 80.50% | 88.70% |
129~256G | 80.10% | 84.00% | 80.50% | 84.00% | 86.30% | 92.60% |
257~512G | 85.50% | 97.70% | 85.90% | 97.70% | 90.20% | 98.00% |
513~768G | 89.80% | 98.80% | 90.20% | 98.80% | 93.40% | 99.20% |
769~1024G | 94.90% | 99.60% | 94.90% | 99.60% | 96.50% | 100.00% |
1025~1279G | 100.00% | 100.00% | 100.00% | 100.00% | 100.00% | – |
そしてその頃の攻略本はこう書いてあったのだ。
朝一でキングパルサーを狙うときは128ゲームまで回す。何故ならば期待値は128ゲームまでプラスだからだ。
確かにそうである、その立ち回りは全国で通じる立ち回りであり間違いでは無い。しかし、D店での立ち回りではその立ち回りは間違ってはいないが、更に勝てるものでは無かった。
結論から言うと私はキンパルの朝一32ゲームまでを狙ったのだ。多くの人は128ゲームまで回したのにそれは何故だろうか?
その答えは、効率と投資金額を考えた結果、一番お得な打ち方だったからだ。
その理由を少し考えてみよう。
設定1の場合、32ゲームまでに当たる割合は40.2%、128ゲームまでに当たる割合は72.3%となる。設定6の場合は32ゲームまでに当たる割合は59.4%、128ゲームまでに当たる割合は88.7%となり高設定になればなるほど128ゲーム内で当たる割合は多くなるのでここまでをまず押さえて欲しい。
そして私の立ち回りを設定1で考えてみるとこうなる。
1~32ゲームまでならば40.2%の割合でボーナスが当たる。33~128ゲームまでならば32.1%の割合でボーナスが当たるのだ。つまり32ゲームまで回す方が当たる確率が高いのだ。
しかも32ゲームと128ゲーム(96ゲーム余分)回すのを比較すると回すゲーム数も1/4となり、単純計算で時間効率は4倍となり、32ゲームまで回した方が時間効率も良く期待値も高いのだ。D店は全台リセットなのでこの立ち回りが遥かに有効なのだ。
ついでに言うと、32ゲームの方が投資金額も1/4となり32ゲームならば1000円。128ゲームまでならば4000円は必要なので投資金額の面でも3000円ほど得なのだ。
この考えから私は朝一32ゲームまで回して台移動を繰り返し、マッパチと戦い、私の方が遥かに高い時給を得ていた。
ただだからと言って理論だけではマッパチとの戦いに勝てないのだ。それでは具体的にどのように戦っていいたかを次回解説しようと思う。
パチスロで勝つには理論を理解して、それを可能な限り実践することが大事なのだ。
次回予告!マッパチと朝一勝負!これが光速ビタ押しマシンの立ち回りだ!