スロットで勝てないあなた!そして初心者のあなた!
今回はスロットで負ける要因の1つである、オカルトについて解説します。ちなみにあなたはこのオカルトとはどんなものかご存知でしょうか?もしご存知無い場合はコチラをどうぞ。
それではスロットのオカルトについてですが、まず一言言わせていただくと、
「実はオカルトを信じると、スロットで勝てなくなるのです」
このオカルトというものは、そもそも理に適っていないもので、期待値と対極にある考え方です。そのためこのオカルトの考え方に取りつかれたら最後、絶対にスロットで勝てなくなります。
事実、スロットで勝っている人にオカルトを信じている人は誰もいません。
ということで、何故オカルトを信じてはいけないのか解説をします。
目次
オカルトを信じると勝てない理由とは?
まずオカルトがスロットで勝てなくなる理由を解説します。一言で言うと、
オカルトは、スロットで勝つ際の理に適っていないからです。
オカルトとは、打っている人の経験則によるものです。つまり、スロットの抽選方式などの仕組みに基づいた考えではなく、打った人の経験から推測したものとなります。例えば○○ゲーム数目は当たりやすい、ハマったあとは連チャンしやすいなどが挙げられます。
そのため、オカルトは期待値など一切考慮されていない考えとなっているのです。
結果的にオカルトは、完全確率や期待値の考え方に当てはまらない考え方となり、その考え方を信じて行動すると損をします。つまり、オカルトを信じると勝てないのです。
理論だけを話しても分からないと思いますので、具体例を挙げて解説します。
オカルト具体例①:ジャグ連する
スロットのオカルトで有名なのが、ジャグラーシリーズの「ジャグ連」です。
ジャグラーのオカルトも非常に多いですが、特に有名なのがこのジャグ連です。このジャグ連は定義すら曖昧(笑)で、クレジット内連チャンだったり、50ゲーム内、100ゲーム内に連チャンした場合をジャグ連と言うことが多いです。
このジャグ連ですが、お店のデータロボにもジャグ連と表示されるので、あたかも本当にジャグ連が存在するかのように思えます。ですが、これこそ完璧なオカルトです。
ジャグ連を理論的に考えてみる
それではジャグ連を理論的有り得ることなのかを、考えてみましょう。
そもそもジャグラーシリーズは、完全確率(独立試行)のため、どのゲーム数での抽選も抽選確率は同じです。ですのでジャグラーに何ゲーム以内に当たりやすくなる連チャンゾーンなんて、そもそも存在しないのです。逆にあったら、それは裏モノで摘発されますね。
ですので、世間で言われているジャグ連なんて無いのです。
ジャグ連の確率を計算する
数字も無いと納得できないので、ちょっとだけ理論的に説明しましょう。
設定 | 100ゲーム以内の連チャン率 |
---|---|
1 | 43.4% |
2 | 44.2% |
3 | 47.5% |
4 | 49.5% |
5 | 52.5% |
6 | 52.7% |
このテーブルを見ていただくとお分かりのように、設定1ですら43.4%が100ゲーム以内に連チャンします。つまり10人当たったら少なくとも4人が、所謂ジャグ連を体感するわけです。
ちなみに100ゲーム以内に3連チャンする場合の可能性は18.49%となります。ですので10人いたら少なくても1人は100ゲーム以内に3連チャンのジャグ連を体感するのです。
計算すると、結構な数字でこのジャグ連を体感できますよね?そしてこれらを体感した人は、その時の記憶が鮮明に残っており「ジャグ連」というものはあると信じ切っていくのです。
ジャグ連を信じると負ける理由
ちなみにこのジャグ連に取りつかれると、低設定でも100ゲームは回さないといけないとか思いこんでしまいます。すると低設定のジャグラーでも回すゲーム数が多くなり、マイナスの期待値でも回す回数が多くなり、どんどんマイナスになっていくのです。
これがジャグ連を信じると負ける理由です。
オカルト具体例②:特定ゲーム数で当たりやすい
次のオカルトは、「特定ゲーム数で当たりやすい」ことが挙げられます。これは○○ゲーム数で当たりやすいと言われているオカルトです。
ちなみにAT機やART機では、ゾーンやリセット、天井、モードが存在するために、特定ゲーム数で当たりやすいとは言えます。
しかしノーマルタイプでもこのオカルトは信じられています。特にジャグラーで良く言われています。ということで少しジャグラーを例に解説します。
特定ゲーム数を理論的に考えてみる
ジャグラーはゾロ目ゲーム数で当たりやすいとか言われていますが、これもスーパーオカルトです。何度も言うようですが、ジャグラーのは完全確率(独立試行)で抽選されています。そのため、1ゲーム目も、100ゲーム目も1000ゲーム目も同じ確率で抽選されています。
そのため当たりやすいゲーム数など、絶対に存在しないのです。
もしジャグラーに当たりやすいゲーム数があるのでしたら、全国のジャグラーのデータを取ってみましょう。そのゲーム数だけ明らかな偏りがあったら、当たりやすいゲーム数が存在すると言えます。しかしそれが見当たらない時点で絶対に当たりやすいゲーム数は存在しないと言えるでしょう。
ちなみに他のノーマルタイプ、花火、サンダー、バーサス、クランキーコレクションなども同じことが言えます。
特定ゲーム数を信じると負ける理由
ちなみにこの特定ゲーム数のオカルトに取りつかれると、特定ゲーム数まで回さないといけないと思いこんでしまいます。すると低設定を打っていた場合に、期待値がマイナスの状態でもそのゲーム数まで打つことになるのです。
これが特定ゲーム数のオカルトを信じると負ける理由です。
オカルト具体例③:ハマった後は連チャンする
次のオカルトは昔から言われる、「ハマった後は連チャンする」ことが挙げられます。これは1000ゲームなどハマった後は、連チャンしやすいというオカルトです。
このオカルトは、AT機やART機ではテーブル管理やモードが存在し、天井の恩恵なども存在するために、ハマった後は連チャンする場合もあります。
しかしノーマルタイプでも、ハマったら連チャンすると良く言われます。例とすると、いつもジャグラーなのでたまにはハナビで解説しましょう(笑)
ハマった後は連チャンを理論的に考えてみる
ハマった後は連チャンしやすいオカルトを、ハナビを例にして考えてみます。
まずハナビですが、ハナビはノーマルタイプです。つまり完全確率(独立試行)のため、いつも同じ確率なのです。ですのでハナビでハマって当たったからと言って、連チャンする要素はどこにもないのです。
だっていつも同じ確率で計算しているんですよ?そりゃあハマっても、ハマらなくても、確率は変動しないので連チャンするとは言えないです。
ちなみに連チャンした後はハマるというのもオカルトです。連チャンしても、ハマっても、抽選する際の確率は常に一定です。
ハマった後は連チャンのオカルトを信じると負ける理由
ちなみにこのハマった後の連チャンのオカルトに取りつかれると、ハマったら当たるまで打ってみる人がいます。すると確率的に見て、ハマる台=低設定の可能性はわずかながら高いです。
そのため低設定の期待値がマイナスの台を回してしまい、期待値的にマイナスになる可能性が高いのです。
これがハマった後は連チャンのオカルトを信じると負ける理由です。
ちなみに連チャンした後にハマるというオカルトも信じない方が良いです。確率的に見て、わずかですが連チャンする台=高設定の可能性がわずかにですが高いです。ですのでもしかしたら高設定の台をみすみす捨ててしまう可能性があるからです。
オカルト具体例④:波・流れを読む
もうオカルトの真髄である、「波・流れを読む」オカルトについてです。
これは昔から本当によく言われるものです。内容とすると、出玉には波があってそれを読む、つまり先を予測することらしいです。流れも、波と同じような意味合いで捉えます。
例えば今連チャン中だから、次はハマる。今ハマり気味だから、もう少ししたら爆発する可能性が高いなどが、波・流を読むことだそうです。
これはAT機やART機だとゾーン、モード、天井があるため、該当するかもしれません。例えば沖ドキ!の超ドキドキモードなどの連チャンモードに突入していれば右肩上がりでグラフは上がりますので、先は少しくらいなら読めますよね。
しかしノーマルタイプでもこの波・流を読むというオカルトはあると言われるのです。
波・流れを読むオカルトを理論的に考えてみる
この波・流を読むオカルトを理論的に考えてみましょう。
ノーマルタイプは完全確率(独立試行)のため、常に同じ確率です。そのため、あと100ゲーム後、500ゲーム後がどのような状況になるかなんて絶対に誰にも分からないのです。
更に言うと、今の状況や200ゲーム、1000ゲーム前からの大爆発の出玉はこれから抽選することに何も影響はしません。また200ゲーム、1000ゲーム前のハマリで減らした出玉もこれからの優先に何も影響はしません。
ですのでこの波・流れを読むなんてことは何があっても絶対に出来ないのです。
波・流れを読むオカルトを信じると負ける理由
ちなみにこの波・流を読むオカルトに取りつかれると、意味不明な理由で低設定の台にお金を突っ込む可能性が高くなります。
例えば今ハマっているから次は爆発の可能性があるという理由で、打ち続ける人がいます。そもそも「ハマっている=低設定の可能性が高くなる」ため、期待値がマイナスな台を打ち続け、負けを増やす可能性があります。
逆に連チャンしているから、次はハマるだろうと打つのを止める人もいます。これもダメで、連チャンしている=高設定の可能性が高くなります。そのため、期待値がプラスな台を止めてしまう可能性があるのです。
オカルト具体例⑤:結局はヒキ(運)
最後のオカルトの例とすると「ヒキ」が挙げられます。
このオカルトは、ヒキ、つまり運の要素がスロットの勝ち負けを左右すると思われているのです。例とすると、あの人はヒキが強いから低設定でも勝ってしまう、私はヒキが弱いから高設定でも負けてしまうなどと考えられています。
ちなみにこのオカルトははノーマルタイプでも、AT機でもART機でも関係なく言われることです。
ヒキ(運)のオカルトを理論的に考えてみる
ヒキ(運)のオカルトについて解説します。
一言で言うと、ヒキなんてものは結果論であって、ヒキが強いから勝てるわけでは無いのです。つまり出玉の結果からヒキが強い、弱いと言われるのです。
更に言うと、スロットは完全確率(独立試行)で、誰が抽選しても常に同じ確率で抽選されます。ですので、当たりを狙うということは不可能です。
この2点を考えると、当たりが狙えない抽選でたまたま当たりを多く引いてしまい、それを見た人があの人はヒキが強いと勘違いしてしまうのです。
結局当たりを狙うことが不可能な限り、常にスロットは同じ確率で抽選しています。ですので、試行回数を重ねれば結局は抽選確率と同じ結果に落ち着きます。ヒキ(運)なんて短い試行回数で見ただけの結果に過ぎないのです。
もしヒキが強いと言われている人は、その人のスロットの結果をまとめてみてください。それは多分誰が打っても同じ結果になっています。
ヒキ(運)のオカルトを信じると負ける理由
ちなみにこのヒキのオカルトに取りつかれると、スロットはヒキ(運)が全てと考える人がいます。いますというか、大部分がそう考えています。
例えば明らかに低設定の挙動の台なのに、結局スロットはヒキ(運)次第と考えて打ち続ける人が非常に多いです。逆に高設定でもヒキ次第で負けると考えて、ハマると止めてします人も非常に多いです。
このように期待値がマイナスなのに打ち続ける。逆に期待値がプラスなのに打ち続けるためにヒキを信じるとスロットで負けるのです。
結局オカルトとは?
ここまで話すとオカルトってなんで発生するの?という疑問に辿りつくと思います。私に言わせてもらうと、
「オカルトとは人の記憶記録された、理論的じゃない経験則」
と言えます。
ここで少しだけ人の記憶のメカニズムについて、考えてみましょう。人の記憶って面白く、日常的じゃないことは覚えていて、逆に日常的なことは忘れやすいのです。
例えば以下のことが日常的じゃないです。
- おばちゃんがジャグ連5連チャンを1日5回した
- 今日ジャグラーで33ゲームで3回当たったのを見た(店内で)
- ハナビで1000ゲームハマったあと10連チャンした
- 友人Aが設定1で10000枚出した
どうですか?こんな光景を1度でも見たら、絶対に忘れられませんよね?
そして以下のことが日常的です。
- ハナビの設定5で1500枚出した
- ジャグラーの設定1で5000円負けた
- 500ゲームハマったあとBIGが連チャンして取り戻した
どうですか?こんな光景を何度見ても、覚えていませんよね?
どうですか?日常的じゃないことは1度その光景を見たら忘れないですが、日常的な場面は何度見ても忘れそうですよね?
これがオカルトなのです。
つまりオカルトとは、印象深い経験則があなたの記憶に残ります。そして、その場面に近いことが起こった時にあなたの記憶と重なるのです。そして、
「また同じことが起こった=この台はこういう法則がある」
というオカルトがあなたの頭の中で出来上がるのです。そのため、理論的でもないことが本気で信じられるのです。今ではネットなどもあるので、色んな人が書き込んだオカルトを覚えていて、それをホールで見かけて信じ切ってしまうことも多々あるでしょうね。
これがオカルトの真実なのです。
ギャンブルは、自分がお金が関わっていて、非常に印象的な場面が多いために記憶が残りやすいです。そのため、ギャンブルでオカルトが多いのはこのせいとなります。
ちなみに夢も何もないですが、オカルトの99.9%はキチンとデータをまとめると、全て確率に収まるものなのです(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はオカルトを信じるとスロットは勝てないということを開設させていただきました。
それでは今回の復習です。
- オカルトが勝てない理由は理に適っていないから
- 具体例①:ジャグ連なんてものは無い
- 具体例②:特定ゲーム数で当たりやすいことは無い
- 具体例③:ハマったあとの連チャンも無い
- 具体例④:波・流れは無い
- 具体例⑤:ヒキなんて無い
- オカルトとは結局は経験則の記憶
結局オカルトというものは、経験則から来る人の記憶の曖昧さによってつくられるものです。そしてそれらの99.9%が期待値を無視したものに結びつきます。ですので、
「オカルトを信じている限り、絶対に勝てないのです」
逆を言えば、勝っている人はオカルトの考え方を持っていないことになります。スロットで勝っている人で、ジャグラーの○○ゲーム目は当たりやすいから、もう少し打とうなんてことを本気で思って打っている人はまず勝っていません。
ですのであなたも少しでもオカルトを信じているならば、一度冷静になって期待値としてその考え方はどうなのかを考え直してみてください。スロットで勝ちたいならば、オカルトの考えは全て排除しないと、絶対に勝てるようにはならないのです。