高速ビタ押しマシンの生活費を支えているGOGO!ゴジラというイベント。このイベントはスロットの機種の一番左に必ず設定5(ゴジラ台)を入れるという非常に分かりやすい設定変更のクセがあった。そのため高速ビタ押しマシンは少しでもイベントを長引かせようと、イベントの日は15時くらいに行ってそこそこ抜いて帰ったのだ。抜いたと言っても風俗では無い、ヌいたでは無く、抜いたなのだ。
大体1回あたり2000枚ほど出して生活費の足しにしていたのだ。月に3回GOGO!ゴジラがあったので、そのうち2回は参戦して月に60000円ほど抜いていた。貧乏大学生にすれば十分な収入である。コンビニの早朝バイトで20日間やれば60000円なのでそれに比べれば楽しいし、最高の収入であった。
そんな12月25日、その年最後のGOGO!ゴジラが行われたのだ。たまには朝からアラベスクの設定5でも打とうかと、高速ビタ押しマシンは先頭にならんでアラベスクの一番左の台を確保したのだった。
アラベスクで9000枚はやりすぎた!GOGO!ゴジラのイベントが終わる時
その日のことはまだ覚えている。アラベスクの一番左の台に座った私は異常に興奮していた。そりゃそうだ、大学も冬休みとなり、時間はかなりある。そして私の好きなアラベスクの設定5を朝から晩まで一日中打てる。こんなに楽しいことは当時の私にとってなかなか無かったのだ。
アラベスクを打ち出して2000円。中リールと4thリールでチェリー付きの青7とボーナス絵柄でリーチ目が出現した。そのままBIGを揃えたのだ。その後も50ゲームほどで当たり、緑のメダルが出たのだ。そう、この台はゴジラ台だったのだ。
高速ビタ押しマシン「俺天才wwwwwww」
緑のメダルが出たら店員に申告して自分の台がゴジラ台という札をつけてもらうのがこの店のルールだ。ただ、開店30分でゴジラ台とバラすのもどうかと考えたが店のルールに従って自分の台がゴジラ台であることを店長に申告した。まあ良い、後はこの台を9000ゲーム回して5000枚くらいぶっこ抜いて今年を終わらそうと考えていた。
その後BIGもREGもガンガンあたり、流石設定5という挙動だった。通常時はフルウェイトで回し、リプレイハズシも全開だった。あまりにも気分が良くなり、ガンガン回していた。
そう、設定5以上の当たり確率で当たっていることに気づかないまま…
あれは15時時点だった。ふと気づくと頭上に3箱のドル箱となっていた。大体4000枚くらいあった。アラベスクの設定5でフル攻略すると大体8000ゲーム打って4000枚ほどである。
高速ビタ押しマシン「流石に出しすぎたなぁ…どうすっかなぁ…」
ふと店長を見てみると、その視線が痛かった。そりゃそうである、この店は3000枚も出れば張り紙で○月○日3000枚出た!と告知されるくらいの店なのだ。そんな店で15時点で4000枚は流石にやりすぎた気がした。また常連の目も痛かった。この店のレベルではアラベスクを打ってもここまで出せないので色々な妬みなどもあったのだろう。
そして私はある選択に迫られるのだ。
「このまま続行していけるとこまで抜きまくる」
or
「GOGO!ゴジラのイベント存続を優先して今やめる」
私が選択したのは…もちろん○○○である。
次回予告!Aタイプで9000枚はやりすぎた、GOGO!ゴジラが終わるときが到来!